徳澤園135年史「世紀を超えて」を制作しました
明治18年、上高地牧場から始まった徳澤園の世紀を超える長大な歴史の物語です。当初牛たちを島々から尾根を駆け登り、小嵩沢山ージャンクションピークから徳本峠へと下り、さらに上高地へ。断片的な記録しか残されていない牧場の開設の背景などを丹念に掘り下げた内容となっています。50年後に牧場は閉鎖となり、その後宿泊施設、現在の「徳澤園」へと変遷します。近年の話では井上靖の小説「氷壁」の舞台になったことや、60年にも及ぶ徳沢冬季小屋の話などを園主上條敏昭氏が綴っています。上高地の歴史の一端を知る貴重な一冊かと思います。著者:菊地俊朗(上高地牧場の50年)・上條敏昭(徳澤園の85年)A5 184p 徳沢園HPまたは現地にてお求め可能です。